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原著は英語で、調査の対象になっているのはアメリカの貧困地域なので、だからどうってこともあまりないのかもしれませんが、一応頭に入れておいてください。
ブログのけっこう初期に「幼児教育の経済学」ってのを紹介したんですが、それもこれ系(非認知能力を育むのがいい!系)でした。
まあ最近の流行りですな。
ほいでから、これ、
「今から新しい教室を始めようかなー、ちょっと勉強になる本ないやろか」って人とか
(そういう人が本とかから発想得るかどうかはわかりませんが。)
「おうちでもなんかできないかなー」って人とか
そんな感じの人向けかと思います。
ざっっっくりしたスタンスに立ち返りたいな―ってときに読みたいって一冊。
それっぽいエビデンスもあるしね。
ほいじゃあ、いきましょう!3つのストーリーだけいきますよー◎
ノンストレスがいい!
「まあな」って感じですが、ちょっと「おっ」ってなったのは、
「間接的でもストレスにさらすのはよくない」ってこと。
例えば、家で父ちゃん母ちゃんがけんかしてたりするのは良くない、ってこと。
直接ストレスかけたり、虐待したり、ネグレクトしたりってのはわかりやすいんですけど、
「間接的にも」っていうのはびっくり(程でもないですが)しました。
ノンストレスでいきましょう、ニコニコね。
知り合いがやっているフリースクールも居心地の良さにはこだわってるそうです。
非認知能力は教えることはできない
お次はこれ。
非認知能力っていうのは、武装できる、いわゆる「スキル・知識」ではなくて、
「へこんだときに『よいしょ、もうひと頑張り』ってできる力」とか
「『わ、これおもしろい!もっとやろう!』ってハマってみる力」とかの
性格っぽいところです。
これは、しっくりきた文があったのでそれをそのまま紹介します。
「二次方程式について話さずに二次方程式を教えることができないのは自明の理だが、私が挙げた事例を読んでもらえれば、自制心の利点について一言も話さなくても生徒の自制心を育てられることがはっきりわかるはずだ。・・・好奇心のワークシートを埋めることで好奇心を身につける子供はいない。」
うーん、なるほど。なんでこんなたとえが上手いんでしょう。
今後マネします。
「やろうと思ってできることじゃない」ってことですね。
だから、根性論なんてもっての外。
報酬はだめ、絶対
本の中では、子どもたちを3グループに分けてパズルで遊んでもらってます。
調査では子どもたちに報酬を、場合にわけてあげる2グループと全くあげないグループに分けて実験してます。
最後までパズルをやり続けたのはどのグループだと思います?
とまあこんな聞き方したら
「まったく報酬のないグループ」
になりますわな。
そう、結局子どもたちは
自分たちでパズルを『楽しいもの』に認識を変えたので、
報酬をもらえようがもらえまいが、パズルで遊び続けたわけです。
パズルをすることそのものが報酬になってると思ってもいいのかもしれないですね。
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ま、ちょっと雑な紹介になりましたが、
読んでみれば「ほぉほぉ、なるほどな」と読めるので、ぜひぜひご一読を◎
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