今回は史上最も子ども-大人の比が1に近いキャンプで盛り上がるか不安でしたが、
そんな心配はどこ吹く風で、今回も楽しいキャンプになりました。
子どもはもちろん、鉄カバ出身の子たちもスタッフジョインしてくれ、暗躍ぶりが見事でした。
さぁ、振り返りいっくゼ!
今回は珍しく(?)天気の心配なし!
午前7時。
少し早めから出町柳集合でした。
緊張と眠気(?)から表情はまだかたい?ですが、まぁとにかくバスに乗り込みます!
あっという間に(と言っても少々かかったけど)、到着。
今回は花背山の家でお世話になります。
鉄カバでお世話になってからスタッフのお気に入り◎
みんな、さっさとそこどいて荷物運ぶよ~
リアカー借りて、でっかい荷物は自分でもって、
キャンプ地まで行きます。ずっと上り坂やけど、がんばれ!
着くや否や、カバキャンプは「日常生活」のためのキャンプなので、
まずは寝床から作ります。
テント初めましての子から、
経験者の子までそれぞれでしたが、
サクサク作業していきます。
なぜかテント立てってけっこう人気の活動です。なんででしょ?
男性スタッフは、どのペアでテントに入るかジャンケンしてます。
う~ん、仲良くやってけそう!
何はともあれテントも無事に立ち終わり、一休み。
お昼はおうちの方が準備してくれたお弁当をたべるよ~
ありがたみ!
まずは、お互いを知ろう
一服したら、一つ目の活動!
まずは、関係づくりのアクティビティ。
その足掛かりにキャンプネームを決めて、ネームトス。
コミュニケーションのゲームなので、「名前を呼んだり」「ふわっとパスしたり」そんなことが大事。
みんなできたかな?
お次は、みんなちょっと近づいて~
フープを一本指で支え合ってそーっと下げていきます。
でもでも、「人差し指をはなしちゃいけない」ルールがあるので、
ふわーっと浮いていっちゃいます。
だからアクティビティの名前は「ヘリウムフープ」
「おいもっと下げろ!笑」
「『浮いちゃった』ちゃうねん笑」
とついつい荒げちゃう場面も。おーいさっきのネームトスは?笑
なんとかフープを下げることができて、
これからおたのしみのーーー?
晩御飯メニューの発表~~~◎
今回は、食料・物品に関することはすべて中学生のハチにお任せしてみました。
ハチは鉄カバでムクムクと成長し、絶賛修業中の身で将来の幹部スタッフ候補生です笑
がんばれ!
本日のメニューはうどん!
とにかくコネコネして、のばして、切って、とまぁ単純と言えば単純なメニューです。
包丁を使う機会も少なく、キャンプ初日でプログラムの経験も浅い間は生活プログラムとアクティビティプログラムの中間的な内容となるので勝手の良いメニューです。
とはいえネギも切らないとだし、
茹でなきゃなので火も起こさないといけないし。
はい、でーきた!
これめっちゃ美味しそうで、味もそれなりにそれなりの味になっていたのですが、
そうじゃない意見もあるみたいで、、、笑
お母さんの味を早くも思い出したり、
暗くなってきたのも相まって家族団らんの明るさを思い出したりで
ホームシックの涙がちょろりんと。
ホームシックは伝染します。
あっちでえんえん、こっちでわんわん。
まあ今回のように低学年が多いキャンプではこんなこともあり、ですね。
おうちに帰ってたくさんハグして、たくさん「いつもありがとう」って伝えるのだ!
登山に備えた2日目、お昼ご飯は?
二日目、朝体操から始まりますが、若干2名起きてこず。おい~笑
ここはカウンセラーの仕切りの場なので、
ネタから考えてもらい体を動かすあそびを考えてもらいます。
今日は川遊びもあり、施設の方から「アブが多いので気をつけて」と言われていたため、
ケイドロならぬ「アブヒト」をしてあそびました。
場所が冬場はゲレンデになるところらしく、朝からこの傾斜を走り回るのはつらい、、、笑
走り回ったら腹が減る!腹が減ったら作って食おう!
ということで、朝食づくり。
カバキャンプは、基本全食事自炊をします。
朝は、日本人らしく味噌汁とご飯です。
お米も無事にたけて、沸騰した鍋を火からおろして味噌入れて←、
待ってました、の朝ごはん!
今日は失敗のしようもないので、みんな満足げ笑
おなかいっぱい食べなはれ、今日もたくさんあそぶゾ!
食事が終わったらプログラムの始まりです。
明日の登山に備えてまずは地図でルート確認。
そして、スタッフが下見で確認したチェックポイントを記入。
よし、これでバッチリ、明日はかっこよく歩こう!
そして、午前のプログラム二つ目は、
オリエンテーリング!
本当は初日にやる内容ですが、
チームの成熟具合等を鑑みて二日目にも実施しました。
ただやるってのもおもしろくないので、
お昼ご飯の食材をかけた内容にしています。
(子どもたちは内容知りません)
基地を出発して、
午後からの川遊びの下見にいこっか~というテイで、
川に向かいます。
そしたら、ん?見覚えのあるひとが。
ツノだ!
ここでツノからゲームです。
みんなバラバラに手をつないで~
はい、ぐちゃぐちゃになったね~
じゃあ、ほどいてごらん~
昨日のネームトス→ヘリウムフープからの人間知恵の輪でチームの距離感が少しずつ縮まっています。
登山は手に手を取り合って、じゃないけど、協力しないとめっちゃきつい。
だから、そのためにもお互いを知り、実際に触れ合うことで関係を強くすることが大事です。
できたら、はいポーズ
明日も山の上でポーズとろうね~◎
無事食料の一部もゲットできたので出発です。
ここでは、砂糖、ニンジン、かまぼこ、サバ缶を手に入れたようです。
ツノと分かれて、次は山に行く道を確認します。
一旦基地方面にもどり、施設の玄関に向かいます。
なんだかんだでここまで1時間くらい歩いたか?
また、しばらく歩くと、次に現れたのはとみー!
まぁ座って座って、なんて疲れを癒す風にシートをひろげます。
広げたシートに座ったところで、
「明日も山の上でシート広げてごはん食べようね~これもその予行演習ね笑」
「あ!!!お茶がこぼれたみんな立って立って!」
なんて言ってシートの上に立たせた後、
「あ~お茶で濡れちゃったね。しかも裏返すの忘れてた、、、じゃあ、みんなシートから降りないようにシートひっくり返してごらん」
と、次のゲームスタート!笑
知恵と(カウンセラーの)筋肉を使いつつ笑、
何とかひっくり返し成功!
ここでは、インゲンマメとご飯を手に入れて、玄関口まで行先を確認しに行きました。
そしてそのあとハチの待つ大樹くん(花背を見渡せる展望台みたいなところ)へ。
昼食のメニューはなんなんや、、、
ここまでけっこう歩いてきて、
距離と時間もさることながら、暑さもけっこうきてる。
おーい!と言いながら坂道を登ってきます。
そして、最後、ハチからお酢を渡され、
「今日のお昼ご飯はなーんだ?」
のクイズ!
みなさん、お昼ご飯なんだと思います?
正解は、、、
・・・
・・
・
・
・
ちらし寿司!
卵を入れて、チラシ雑炊みたいな感じになりましたが、
これはこれで良き◎
さわやかなすっぱさとサバ缶や野菜のうまみでみんな箸が進むのなんのって。
昨晩あまり食べられていなかったからか、
朝食は食べたはずなのにみんな大食らい笑
よいよい、
昼からは川遊びなので、たくさんお食べ~
これメイン?
さ、午後はみんなお待ちかねの川遊び!むしろメインと思っているくらいの笑顔です。
スタッフもこのようす笑
昨日バタバタしすぎてシャワーできなかったので、
ここでさっぱりしましょう◎
みんな涼め涼め~
お楽しみの時間は早いもので、
(お風呂に入りたいスタッフの?切実な願いもあり実際少しだけだった?)
川遊びの時間ももう終わりです。
さて、帰って夕食、夕食~
だけじゃない!
明日の朝は5時起きで出発するので、
朝ごはんの準備もしないと!
明日は行動食になるので、
おにぎりも作ります。
先述の通り、明日は5時起きで今日より1時間早いので、寝るのも早いです。
7時半にはテントに入れ寝てもらいました◎
みんなすぐ眠れたようで、「はよ寝よし!」なんていうこともなく無事2日目を終えました~
明日もたのしむゾ~!
メインプログラムの雲取山!行くゼ!
5時起きのため、ここが山場になる可能性もありましたが笑、
みんなシャキッと(?)起きて出発に備えます。
おにぎりもって、果物とソーセージももって、
トイレも行って、さあ出発!
眠気は少しありそうですが、なんだかみんな楽しそう!そしてしっかり元気も充電されてそう!
ということで、安心してお見送り(後から追いかけるけど)
いってらっしゃ~~~い
みんなしっかり腰おろしてるけど、まだ序盤よ?笑
沢をまたぐ場所も何か所かあって、「あ、カニや!」なんて言ってます。
道のわきから飛び出すシカに驚きながら、そしてわいのわいの言いながら山道を進みます。
予定では7時頃一つ目のポイント。
一つの班は時間をはかって、下見のときの時間と比べながら歩いています。
この辺りカウンセラーの個性が出ますね~笑
けっこうドンピシャくらいの時間で第一チェックポイントに到着しました。
起床してすでに2時間。
いい加減おなかも減ってきたのでここで朝食タイムです。
昨晩こさえたおにぎり頬張ったり、
魚肉ソーセージがあかなくて苦戦したり、
甘くて苦労なく食べられるバナナにぱくついたり、
思い思いにおなかの虫をおさまらせ、
再出発!
我々がキャンプしていたところが見えたり、
オニヤンマを発見したり、
クワガタに感動したり、
みんなでヤッホー!って言ったり、
みんな疲れも見せずにたくましく歩きます。
カウンセラーたちはみんな「子どもたちはもっとしんどいと思ってた」って言ってたけど、
みんなへっちゃらでしたね◎
無事登頂!
した後は、
塩漬けきゅうりをぱくつくカリーの膝でゆっくりしたり、
木登り名人ツノが木登りして
それ見て、木登り挑戦してみたり、
バナナでご満悦したり、
あ、木登りしてたスタッフ(カウンセラー・こま)がまだいましたね
結局1時間くらい休憩して出発。
帰りも無事に歩くことができました。
あ、帰りに沢沿いを歩いたときヒルがいましたが、
スタッフたちの下見の経験から、今回被害はなく、
ツノが「お、ヒルおるやん、みんなこれやで~」とレクチャーしてくれおわりました。
みんな無事で何より何より。
そして、大団円
ふぅ~と一息つきたいところですが、
帰っても手は止まりません。
お昼ご飯食べないと!
もちろん自分たちで準備しないと出てきません。がんばろー笑
でも、お昼はらくちん♪
サンドイッチなので、
トマト切って、
あとは、パンとチーズやら、コーンやら、残ったバナナやら、を準備したらもうおーわり
お昼からは休憩タイムにしていたのでゆっくりしてくださいな◎
ご飯を食べたら、夜のファイヤーに向けてスタンツの準備を各班してから、
これまたゆっくり晩御飯の準備です。
今日のご飯は、リクエストメニュー!
事前に聞いていた、班でつくる好きなメニューをいただけます◎
一つの班は牛丼を、そしてもう一班はじゃがバターとミネストローネ!
写真がないのが残念ですが、
どちらもうまくできてました。
特に牛丼班は「こんなおいしいのできるんや!」と感動し、「家でもやるー!」と意気込んでました笑
イイこと、イイこと♪
しかも今日は、みんなぱぱぱーっと準備や片付けを終えられたので、
うれしいうれしいお風呂タイム!みんなさっぱりして夜の活動を迎えます。
夜の活動は、、、
キャンプファイヤー!
ツノとハチ(ハチは一皮むけたね!)が場を仕切り、
子どもたちは自分たちで考えた、ジェスチャーゲームや
カバキャンプ3択クイズをして、班なりにカバキャンプを振り返ってくれました。
そして最後はカウンセラープレゼンツの「雲取山へ行こうよ」です。
キャンプではお馴染みの「猛獣狩りへ行こうよ」をもじったゲームで、
ここにはさすがの一言です◎
うまく盛り上げてくれ、カウンセラー自身のまなびもあったようです。
そして最後はツノのお言葉。
バシッと決めてくれ、さすがヘッドと言わざるを得ないですね。
本当に素晴らしい。
ファイヤーが終われば、
もう後は寝るだけ。
今日のたのしさ、疲れ、それだけじゃないもっといろんなものをそれぞれ抱いておやすみなさい。
明日はもう最終日。健康に安全におうちのひとの元へ帰ろう。
さぁ、帰ろう!
今日も今日とて朝体から。
2日前と同じ轍を踏むわけにはいきません。
「それ」をやる必然性を子どもたちが感じつつ、体もしっかりうごかせて、目がシャキーン!と起きれるものをしましょう。
とはいっても、今日はパッキング講習会をして帰るだけ、、、
どうしよう!?
と思っていたら、誰からともなく、
おうちの人の胸に飛び込む練習は?なんて言い出して、
「ええやんそれ!」
となった次第です。
みんな寝袋(この後流れで干す)を荷物に見立てて、
「ただいまー!」って言いながらおうちの人役のカウンセラーに飛び込んでました。
これめっちゃいい写真じゃない?
こまの表情が、本当のおうちの人の表情に近いのが感慨深い、、、
こま、なんでこの表情だせるんや、、、笑
朝体が終わったら、朝食!
朝食メニューはこまのリクエストで豚汁!
もりもり食べなさい◎
結局、カバキャンプ恒例の雑炊になった班もありましたが、満腹になったので何でもOK!笑
さて、最後の山場、パッキングです、、、笑
「ぜんぶブルシの上にひろげーい」
全荷物をひっくりかえして、まずはザックをすっからかんに。
そして、使っていないもの、使ったものにわけ、
使ったものもとにかく丁寧にたたみ、
「家に帰っても再現できるように」を意識して詰め込みました◎
帰ったら毎日やるのよ?笑
さ、全部きれーにしたな!
よし、帰ろう!
バスに乗ったらこれですわ笑
まだ昼前です笑
でも、疲れたもんね◎
よくがんばりました。
そしてとうとうお別れ。みんなも保護者の方もこの表情◎
(ん?この表情なんか見たな?笑)
毎回この報告書を書いていると、
「あ~、このシーン実はもっといろいろあったんだよな~」とか、
「これこれ!これハイライトやな~、めっちゃ笑った」とか、
語りが止まらなくなります。
ので!今回は報告会も実施しました。
保護者の方には見えなかった当日のようすを、
子ども自身で、
そして私たちの目に映ったままをお伝えしました。
それでもまだあと5時間は話せる!笑
まだ語り足りない冒険譚!
でも今回はこれくらいで。
さて、今回はカバキャンプとしては世代交代の回となりました。
こまやハチがこれまで参加者として全力でチャレンジしてきたその上にあります。
手前味噌ですが、第1回~と比べて、プログラムや支援としてかなり熟してきました。
でもまだまだ足りない。チームとして、課題もたくさんあるし、もっと変容していける。
とみー個人としてはそんな実感をもった第9回となりました。変身、ですね。
参加してくれた子どもたちの平均年齢も少し低年齢側にシフトしました。
彼らが一年後(いや、半年後の鉄カバ?)のカバキャンプでさらにでっかくなり、
今回よりももっともっと大きなチャレンジをしてくれることを想像するともううれしくなります。
来年のプログラムはどうしようっかな~とか言いつつ、実はもうやりたいことがあったりして笑
また会いましょう。
最後にこちらより、改めて統括の冨永からごあいさつを載せています。
お手すきの際にでもお目通しください。
本当にありがとうございました。
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