第2回子カバキャンプ、ありがとうございました!

昨年はCABA campと合同開催だった子カバキャンプ(for KIDs)ですが、今年はfor KIDsの単独開催となり、私たちとしても初体験です。

その中で子どもたちが見せてくれた、CABA campらしさやoranjeらしさを語ってみたいと思います。

最初の困難:別れの出発

快晴の11月6日。御室仁和寺前に集合。子どもたちを待っていると、少し早めから続々と集まってくれました。

最後の体調チェックをしてお預かりすることになっていましたが、

「緊張と不安からちょっと戻しちゃって、、、」と。

子カバではちょっとしたあるあるです。そりゃ、生まれて5年やそこらで親御さんから離れるなんて、、、って感じですしね。

 

スタッフが「じゃあ、ちょっとぷらっとしに行こうか」って虫探しに一緒に行ってくれて、ご機嫌もご気分も回復したようす。

さ、これでみんな揃って出発だ!

紅葉シーズンでバスがやや遅れて到着しましたが、みんなとりあえずは笑顔で乗り込んでいきます◎

トミーは後発隊として一旦お別れ。バスは若い衆に任せます。

後から聞くと、

「あぁ、これが夢やったらいいのになあ」

とまだ少し不安な言葉がちょろちょろもれてたようす…。そりゃ、生まれて5年やそこらで親g(以下同文)

バス到着後、メインプログラムのハイキング

小一時間バスに揺られると、いよいよメインプログラムのスタート。

メインプログラムと言ってますが、バス停からキャンプ場までの交通手段がないので単なる移動でございます。

今のところ子カバはハイキングがメインプログラムになりそうです。

例によって、あっちへぶーらぶら

こっちへぶーらぶら

道草食いながら興味の赴くままにそれぞれ歩を進めます。

「これって自由研究よね」

後日(いや、キャンプ中やったかな)ツノと話してたんですが、

メインのプログラムは「ハイキング」ですが、その実際はどうも「ハイキング」っぽくない。

子どもたちにとっては、

「目的地まで歩く時間」じゃなくて

「自由に遊んでいい時間」になってるのかな、と。

でも、かといって、ほんまに何にもあてもなく歩いているかと言われるとそうじゃないような気もする。

なんかこう、「あるかどうかわからんけど、あったらうれしいおもしろいことを探してる」感じ。

今回はたまたま虫好きが集まった回だったので、もちろんバッタが飛んだとか、イナゴ捕まえたとかはあるんやけど、彼ら的にはどうやらまだメインにたどり着いてない感じもあったり。

・・・

・・

なんて思ってたら!

どこから始まったのか、何から始まったのか、だれから始まったのか、いまとなってはもうわからないけど、

サワガニ見つけて、「うぉぉぉぉおおおおーーーーーー!!」ってテンション上がって、

巻き込まれてみんながサワガニ探しを始めました。

結局、10匹弱捕まえて、

「こりゃ何かに入れてやらないと」

「隠れ家作ってやらないと」

「エサどうしよう」

って散り散りにいろいろ試し始める。

これって、すっごい自由研究みたいやなあ、ってツノと。

僕らは、自由研究のまなび場としてoranjeを作っているし、その一助になる支援を別の形でしたいと思ってキャンプもしているのだけど、「ああ、こういう形で子どもたちって探究してるんやなあ」と新しい発見がありました。

これは、もう次から「探究キャンプ」に名前を変えようかなとも思いました(真っ赤なウソ)

さて、一生懸命生活しよう

さて、キャンプ場についたら、もう14時。

14時ってまだまだ早いやん、と思ったそこのあなた、いや、もう超特急でやらないとだめなんす。

この時期日が暮れるのは17時頃。

それまでにやらないといけないのは、

・テント立てる

・これから使うものとしばらく使わないものに荷物を作りかえる

・食事を作る(できれば食べ始めるくらい)

の3つくらい。

なんだ3つか、と思ったそこのあなた、なぜかキャンプ始めると時空はゆがむので本当に超特急でやらないとだめなんす。

ということで、

お兄さん筆頭に(意外にも)ちゃきちゃきテント立てて、

スタッフは子どもの成長に涙をぬぐいながら、荷物の整理を行い、

ごはんをつくり始めます。今日の晩御飯は炊き込みご飯とお味噌汁と焼き芋。

2班に分かれて子どもたちがトントントントントンと野菜を切っていきます。

包丁握るのも初めての子もいます。

「はーお母さん毎日これやってるんか、、、」

すごいよなあ、おうちのひと。

 

お米はちょびっと芯が残ってたり、柔らかすぎたりしたけど、十分すぎるくらいおいしい!

お味噌汁もすっごいあったまったよね◎

片付けも済んでここまで順調に進んできたので、ここらで一服。

「今日はたくさん『はじめて』の経験したよねー」なんて言いながら焚き火であったまりました。

 

これにて一日目終了、おやすみ。

朝露でびっしょびしょのおはようさん

おはようございます。朝6時。朝露でびしょびしょです。

「何で濡れてんの?」とかなんとか言いながら、ここもすんなり起きてきます。おはよう。

先に寝袋だけ干しちゃいましょう。

 

干したら、体も冷えてるやろうから、先にスープであったまって、と。

 

テントの中身空っぽ&ブルーシートに荷物移して整理するぞー!

それができたら、お次は朝食!カートンドッグと果物でございます!

好きな具材を盛り込んで、焚き火にぽいっ!

昨日のハイキングの時間と疲れ具合を鑑み、帰りのハイキングは少し早めの出発にすることに。

となると、朝ごはん食べたらすぐ昼ごはん作らないと、ってなって、さっそくお昼ご飯作り。

お昼ご飯は、あんかけうどんです。あったかいのであったまろーーー!

ここで、ドーン!

真っ黒な方は、カウンセラー・デューが運営してる環境団体が竹林整備して出てきたものを竹炭パウダーにしたものを入れてみました。

味は変わらないけど、地球と心がきれいになります。

「えー!」とか「ぎゃー!」とか言ってた子どもたちもなんだかんだ食べて、

地球のこと考えてる?

の顔。

 

竹炭パウダーは50g(10回分くらいかな)単位で買えます。

欲しい方はトミー経由でお渡ししますので、どしどしご連絡ください!

さて、帰りのハイキングしゅっぱーつっ

帰りも(交通手段がないので)ハイキング。

疲れもあってか、行き程はちょろちょろしない。

元気おやつも休憩も取りながら、

必死のパッチでずんずん歩く。

みんな無事歩ききり、バスの時間までちょこっとあるってことで、川で少しあそびました(まだ遊ぶんかい)

あとは、バスに揺られてまた小一時間。

観光客の方もいてぎゅうぎゅうだったみたいですが、バスおりておうちの方と再会したときの全員の顔がとってもしあわせそうでございました。

 

おつかれさん。


さて、簡単に、ですが第2回子カバキャンプの紹介が終わりました。

天気も良く、そして何よりだれも怪我したり体調を崩したりすることなく終えることができました。

子どもたち、よく頑張りました。

支えてくれたスタッフもありがとう。

 

どうなることかと思っていた単独子カバもふたを開けてみればむちゃくちゃいいキャンプになり、

oranjeの「探究観」もまた深まることとなりました。

次回以降また大きな発見と、大人も含めて参加者全員に少しでも成長があるキャンプを作っていきたいと思っています。

 

 

最後にこちらより、改めて統括の冨永からごあいさつを載せさせていただいています。

お手すきの際にでもお目通しください。

本当にありがとうございました。